西洋医学に依存しない選択肢〜Vo.2 不要な手術は避けるべき〜
西洋医学に依存しない選択肢Vo1.では、西洋医学と代替医療の役割を知ることが、患者さん自身の選択肢を広げる意味でも大切であることをお伝えさせていただきました。
知ることで選択できる
私たちは、小さい頃から定期的に検診を受け、必要に応じて病院を受診することで自然と病気や体の不調が起きたら病院に行くのが当たり前となっています。病気を早期発見するという意味では、確かに重要かもしれません。また、脳出血や心筋梗塞といった救命処置が必要なものは、西洋医学に頼らざる終えません。しかし、西洋医学は「命を救う医学」に特化しており、腰痛・肩こりなどの痛み、不妊症や高血圧といった慢性的な疾患に関しては、まだまだ治療方法が確立していない状況です。
むしろ、慢性症状に関しては代替医療が力を発揮している分野(もちろん、すべての代替医療が高い治癒率をもっているとは限りません)ですが、多くの方はそれを知らずにいます。
特に、慢性痛に関しては、姿勢や筋肉による影響から痛みが出ていること特定出来る医師は少ないです。現に、腰痛患者の85%は原因が不明と言われています。レントゲンやCTなどの画像所見に異常がなければ、どこから原因がきているかわからないので、とりあえず痛み止めを処方される、注射を打つといったその場しのぎの対症療法が行われていることが現状なのです。
手術をしても痛みや痺れが取れなかった
そういう経験をしている患者さんの声を聞いたことはありませんか?
現に、医師から手術が適応と言われ、わらに縋る思いで手術を行ったが痛みや痺れが取れなかったという方は少なくありません。こういった方は、それ以外の原因から痛みが来ていたにも関わらず手術が行われてしまったケースです。
先日、私の治療院に来た患者様で、右肩から手ににかけて痺れのある方がいらっしゃいました。ここ2〜3年ほど前から首の痛みと痺れがあり、夜間に痺れが強くなり目が覚めるといった症状でした。病院では、レントゲンなどの画像所見では異常なく、痛み止めを処方されたそうですが特に変化はありませんでした。もし、変わらなければ最悪手術も検討に入れると言われたそうです。
今まで、病院・整体院・整骨院等行かれたそうですが、痺れが変わることはなかったとのことです。
この方の主な原因を調べていくと、肝臓などの内臓の機能が落ちていたことと、仕事による筋肉の慢性的な疲労が原因でした。
詳しくは省略しますが、普段から飲酒や食生活が偏っていたこと、力仕事で疲労が蓄積していたことで痺れや痛みの原因が出ていたのです。
世の中には、こう言った日常生活が原因で痛みが出ている方が多く「やる必要のない手術」もあるのです。痛みの原因は、筋肉や骨格の異常に限らず、様々な要因があります。筋肉・骨格・内臓・経絡・頭蓋といったものが、痛みの原因となるっているため、多くの要因をそれぞれ評価できる必要があるのです。
痛みの原因をしっかりみつめる
筋肉が原因の場合、判断できる医師は少ないと書きましたが、筋肉から来ている影響を診察する医師もちゃんといます。そういった医師に出会えれば、あなたの痛みの原因としっかり向き合ってくれるでしょう。しかし、現状は少ないので筋肉の原因を含めた診察がされなかった場合は、手術を勧められても安易に決断するのではなく、一度原因を特定してから検討すべきです。
西洋医学と代替医療はそれぞれ「人の命を救う」ことに特化した分野と「日常難病」に特化した分野があります。多くの病院や治療院がある中で、自分に適したところを選ぶのは難しいかもしれませんが、多くの選択肢を持つことで自分にあった治療を判断できるようになっていただきたいと思いこの記事を書かせていただきました。
腰痛や肩こり、首の痛み、痺れの全てには、必ず原因があります。
何件も整体院・接骨院に行っても変わらなかった。
病院で手術を勧められたという方でも、筋膜の原因を突き詰めることで緩和されることがあります!
もしかしたら・・・・と感じた方は、ぜひご相談ください。