季節の変わり目に「ぎっくり腰」になる?
季節の変わり目に「ぎっくり腰」になることが多いんです。」
最近は、急に気温が下がって毎日肌寒くなってきましたね。
そんな今日この頃、来院される方で多く聞かれるようになるのが
「季節の変わり目になるとぎっくり腰になることが多くて・・・」
と言った方が度々いらっしゃいます。
なぜ、そのようなことが起こるのか、、、
みなさんに、ぎっくり腰になった時の状態を聞くとちょっとした動作でもなってしまうことが多いようです。
例えば、
「冷蔵庫のドアを開けようとした」
「下にある荷物を持とうとかがもうとした」
「後ろにあるものを取ろうと振り返った」
普段では、大したことのない動作がぎっくり腰のきっかけになっているようです。
そして、ぎっくり腰を繰り返している方から度々聞かれるのが、
「最近疲れが溜まっていた」
「なりそうな予感はしていたから、慎重に動いていた。」
と、おっしゃる方が多いです。
ぎっくり腰の原因は?
多くの方が、痛みを訴える症状の一つですが、実は原因がはっきりしているものは全体の15%と言われています。
特定できるものとしては、腰部脊柱管狭窄症や腰椎圧迫骨折、腰椎ヘルニアなどがあげられ、これらはレントゲンなどの画像で診断されます。しかし、多くの方は、病院に行っても原因がわからず「湿布や痛み止めを処方されて、安静にしてください。」と言われて自宅に帰されてしまうといったことが起きています。
原因が特定できないぎっくり腰の要因は、主に以下のような原因でなると言われています。
1.筋肉の疲労
知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、まず多いのが、慢性的に筋肉が疲労しているということです。
普段から、仕事などで無理をしすぎていませんか?
疲れた体をリッラクスする時間は設けていますでしょうか?
私の院で多いのは、仕事で長時間運転していて座りっぱなしでいることや重い荷物を何回も運ぶ方が多いです。
回復がされないままの日常生活を送っていると、腰に負担がかかったままなので急に腰痛を発症してしまいます。
2.姿勢の悪さ
もうひとつの理由に、骨盤などの姿勢の歪みがあげられます。長時間座っていることや立っていたりと同じ姿勢を取っていることや、あぐら・足を組んで座ったりなど日頃から偏った姿勢をしていませんか?
日常生活を見直してみてください。心当たりはありませんか?
そういった姿勢を続けていると、筋肉の柔軟性が失われることや同じ筋だけが使われ続けることでアンバランスが生じてきます。その結果、骨自体にも歪みが出てきてしまい背骨が曲がっていることや骨盤がねじれてしまうことで、筋肉に疲労がたまり腰痛につながることがあります。
3.内臓が疲労することで起こることがある!?
実は、内臓に負担がかかることで痛みが出るということがあります。
例えば、この時期になると忘年会や新年会とイベント続き、、、飲み会が続くことで自然と暴飲暴食となってしまいがちです。例えば、肝臓はお酒を飲むとアルコールを分解しようと一生懸命働いてくれる機能があります。すると、肝臓が疲労してしまい、本来あるべき位置より下に下がってしまうといったことが起きてきます。
また、季節の変わり目などは水分調整がうまくいかないことで、ぎっくり腰が起きることがあります。水分調整は、汗をかいたり尿で体の水分を排出していますが、その尿に変換してくれるのが腎臓です。暖かい時期は、汗で水分を排出していますが、寒くなってくると尿で排出するようになります。すると、知らないうちに腎臓に負担をかけているなんてこともあるのです。
内臓と筋肉は、膜で包まれています。内臓が疲労してしまうとお互いに付着している膜が引っ張られてしまい、その結果腰の痛みが出てしまうといったことが起きてくるのです。そのため、内臓の血流を改善することで蓄積して待った疲労を取り除いてあげることが必要になってきます。
まとめ
ぎっくり腰は、様々な要因が関連していますが、とくに、繰り返し経験されている方は以下の点が偏っている方が多いように感じます。
・お風呂に入ってリラックスする
・睡眠をとる
・バランスのとれた食事をすること
・適度な運動をする
これらを日頃から取り入れることや自分の習慣、体の状態に目を向けてみるきっかけにしてみてください。