肩こりや四十肩の原因は肩にあると思っていませんか?
整体院tweedia〜トゥイージア〜
院長の内藤です。
あなたも経験ありませんか?
あなたは普段から、肩こりや肩関節周囲炎、四十肩などの「肩の痛み」に悩ませれていませんか?
日頃のデスクワークや手作業が多い仕事、家事など体をかがめた姿勢は首や肩に負担がかかりやすいのはもちろん
現代は携帯・スマートフォンの普及により、誰かと連絡を取ったり、ネットサーフィンをしてみたり、いつの間にか同じような姿勢を取っていることが自然と増えています。
「猫背にならないように、姿勢をよくしなさい」
と、小さい頃に母親からよく注意されていたことを思い出します。
気づいたときに姿勢を正してみるけど、すぐ戻ってしまう。
みなさんもそんな経験はありませんか?
正しい姿勢を継続することは、本当に難しいですよね。
さて、先日来院された患者様(Aさん)からこんな質問をされました。
「肩こりって治るんですか?」
社会人になってから、もう10年以上も肩こりに悩まされているので当たり前になってしまった。ずっと付き合っていくものだと思っていたと言われました。
その方は、整体院やマッサージ店など酷くなると通っていたようですが、根本的な解決には至らなかったようです。
今回来店された理由は、腕を動かすと肩が痛むといった症状でした。
ペットボトルを持つのも痛みが出てしまい上手く出来なかったようです。
さて、この痛みの原因は一体どこだったのか・・・・・
肩の痛みの原因を探る
まず、知っていただきたいのは
肩こりや肩関節周囲炎、四十肩などの原因は痛い部位にあることはほとんどありません。
痛みの出ている部位、凝っている部位は、痛みの根本的な原因ではないのです。
それはなぜなのか・・・
「伸長痛」というのを聞いたことはありますか?
字のごとく伸ばされることで痛みが出るということです。
例えば、足のストレッチをしたときに太ももの裏側が伸びて痛みますよね?原理は、このストレッチされているのと一緒です。
ストレッチの時と痛み方は違うと思いますが、体の中で筋肉が伸ばされいる状態が作られていることで痛みが出ているのです。
どういうことかというと、日頃から同じ姿勢でいると筋肉に負担がかかってきますよね?
すると、その筋肉の血流は低下し、縮こまって硬くなってしまいます。「硬結」と言いますが、これが出来ると他の筋肉が引っ張られ遠く離れた筋肉にまで影響を及ぼすようになるのです。
こんなところが関係しているの?
Aさんの場合、お仕事でデスクワークをしていることが多いとのことでした。
この姿勢を思い浮かべてみてください。
ボールを抱えているような状態、腕が円を描いているようになっていますよね。
この姿勢をずっとしていると、円の内側にある筋肉が縮こまってしまいます。
実は、この内側にある筋肉に引っ張られることで肩の痛みが出てしまっているのです。
この中でも、よくビックリされるのが親指の付け根の筋肉、いわゆる「母子球」と言われる筋肉が凝り固まっていることで痛みが出ているということです。
腕が上がらない・肩に痛みが出ているという方のほとんどが関連していることが多いです。
私たちは、毎日必ず手を使います。
物を持つ・掴む・つまむ・引っ張る・押す・こする・なぞる等、たくさんの動作に関与していることからも疲労が蓄積しやすいのです。
この母子球の筋肉を緩めただけで、肩の可動域が20度くらい変化する人もいるくらいです。
あなたの母子球を触ってみてください。硬くなっていませんか?
ちなみに、引っ張られることで痛みが出るとお伝えしましたが、この母子球の硬さは肩の痛みに関連しているとは限りません。実は、首や腰、股関節、膝などもっと離れた部位の痛みに関連していることがあります。
大事なことは捉われないこと
何回も言いましたが、痛みの原因は痛い部位にほとんどありません。
むしろ、そういった固定概念はあなたの治りを遅くします。
痛みの原因は本当はどこから来ているのか、しっかり把握することで肩こりや肩関節周囲炎、四十肩などの体の不調を改善する第一歩になります。
そして、普段から自分でも体をメンテナンスする時間を設けてください。
忙しさを理由にせず、自分の体を見つめ直すことが本当の健康に繋がります。